!ネタバレ有りです!
待望のシーズン2!!!!
netflixで一番好きなドラマと言っても過言ではないくらい好きな『このサイテーな世界の終わり』
イギリス制作のドラマで、アメリカのような派手さはなく、どんよりとした曇り空のような空気と雰囲気で淡々と進んでいく。だがそこがいい!!
サイコパス(だと自分を思っている)少年と、世の中を斜めに見ている気怠い少女の逃避行だったのがシーズン1。
シーズン1の終わり方が最高&最高過ぎたのでシーズン2が決まった時には不安しかなかったんだけど……シーズン1でアリッサとジェームズが大好きになった人間には最高のボーナスステージだった。
『このサイテーな世界の終わり シーズン2』(2019)
あらすじ
サイコパスの少年と、人生のすべてを変えたい少女が思いついたロードトリップ。けど、その道程は、思った以上に山あり谷ありで…。漫画が原作のブラックコメディ。Netflix
ストーリー的な面白さはシーズン1には劣る。
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これがボーナスステージだと言う理由である。
シーズン2単体のドラマとして見ると展開にはチープさがある。アリッサとジェームズがシーズン1で殺してしまったホンモノのサイコパス(大学教授の男)の復讐のため、ボニーという女の子が二人の逃避行に紛れ込み、何とか二人を殺そうとするも目的を達せずに終わる。
そのストーリーにはあまり目新しさはなく、チープな感じすらする。
キャラクターがキャラクター化し過ぎているのもちょっと気になる。
シーズン1のキャラクターは普通からどこか少しズレてしまって生きづらい人たちって感じだったのに対し、キャラを立てる為か誇張しているように見える。全員異常の域に入ってしまっている気がするんだよな。
ボニーも、ペンションの店主も、アリッサも。普通からはかけ離れた性格として描かれている。
少しズレているからこそ、共感できたような気も…。
全てを乗り越えて結ばれた二人
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しかし、そんな小さな欠点も吹き飛ばすのが二人らしい最後の告白だろう。
お互い思い合ってるのに上手くいかない、不器用で生きづらい二人のラストシーン。
抱き合ってキスして世界に花や風船が散るような派手なラブシーンではなく、はっきりと告げられずに回り道しまくりながら静かに、やっと通じ合う。
二人らしい告白と結ばれるシーンは2シーズン超えて、やっと辿り着いた最後の二人らしいゴールだ。
シーズン1でこのカップルが好きになった人にはぜひ見てほしい。