『YOU ー君がすべてー シーズン2』(2019)期待とシーズン1のファンを裏切らない【Netflixオリジナル】

Netflix
!ネタバレ有りの感想です!

80点

大好きなドラマ『YOU ー君がすべてー』のシーズン2が遂に配信開始!見たよ!

シーズン2はシーズン1よりは少し面白みに欠けるものの、期待とシーズン1のファンを裏切らない出来だ!何よりも良かったのは第一話の構成。これは最高だったね。

『YOU 君がすべて シーズン1』(2018)愛しささえ芽生えるサイコパスストーカー【Netflixオリジナル】
!ネタバレ有りの感想です!主人公・ジョーは普通の青年たちと同じように、運命の恋に憧れ、好きな人を愛し、愛されたいと思っている。そのための手段や方法がちょっと…いや、かなり常軌を逸しているだけ。

『YOU ー君がすべてー シーズン2』(2019)


出演:ペン・バッジリー、ヴィクトリア・ぺドレッティ、エリザベス・ライル
原作・制作:グレッグ・バーランティ、セラ・ギャンブル

Netflix作品ページ

あらすじ

危険な魅力と異常な執着心を持つ男は、ひとたび狙いを定めた標的を決して逃さない。彼女の人生に深く入り込むためなら、どんな手段を取ることもいとわない。
Netflixより

第一話の構成が最高

ベックの死から立ち直るために、キャンディスから逃げるためにロサンゼルスへと移住する。
一見、ジョーは会心して普通の人間になろうと努力し続けるストーリーなのかな…?と思わせておいて…
今回のターゲット(ヒロイン)・ラブとの出会いもベックとの時のようにしっかり仕組んでいた!ジョーは何も変わってなかった!という1話のラスト。
これにはテンションぶち上がった。
真人間になろうとするジョーなんか期待してないのだよ!変質的に誰かに執着するサイコパスが見たいんだ。
あの透明な檻も健在で、しかもしっかり人が入っている…!

『YOU ー君がすべてー シーズン2』の良かったとこ&感想!

初っ端から檻に捕らわれた男、ジョーが成り代わるために捉えたウィル。彼が相当クズ野郎なんだけど、愛嬌があって憎めない。このキャラクターはこのドラマいち好きだな。

ロサンゼルスという土地を皮肉たっぷりに描いているのも新鮮だった。
ニューヨーク舞台のものばかり見ていたせいか、ロサンゼルスという土地にあまり知識がなかったもんで。
ラブの双子の弟、フォーティを初めに、夢追い人だらけで、ヴィーガンとか東洋医学を信じてたり…。
そんな人間だらけのロサンゼルス。誇張してるのかもしれないけど、モラトリアムの若者の街って感じなのかな。

キャンディスや、警察の捜査の手、不安定で意図せず行動の邪魔になる弟のフォーティ。様々な障害の中、ラブとの仲を深めたり逃げ出そうとしたりする攻防は見ていて飽きない。
そして、なんといっても最後のどんでん返し。ジョーが惚れたラブもまた、サイコパスだった。
このどんでん返しのお陰でシーズン2なんて作らなきゃいいのに!!という続シーズンへのありがちな不満を吹っ飛ばし、面白いものに仕上がっている。

サイコパスで殺人犯のラブ。お似合いのカップルっちゃあカップルなんだけど、健全な関係ではないよね笑
そしてそのまま二人で幸せに暮らしてくれりゃいいのだけど、そう上手くいくはずもなく…。
今やアメリカの連続ドラマ定番ともいえる、人気次第では続シーズンも作れるよ…!という続きも匂わす終わり方。
結婚し、お腹が大きくなったラブと新居に引っ越してきたジョーは新たな「YOU」として隣人を見つめる…という…。
結局何があっても本質的には変われないんだね。

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