『カムガール』(2018)恐怖の正体は一体何…?!

Netflix
!ネタバレ有りの感想です!

35点

そういう系か~~~~…。
ホラーにありがちな恐怖の正体は一体何…?!という映画。
この作品の恐怖の正体は悪魔。(または霊的な何か)
途中まで人が正体のサイコホラー系かな…?と思って見てたのでちょっとがっかり。

『カムガール』(2018)


出演: マデリーン・ブルーワー、 パッチ・ダラー、 メローラ・ウォルターズ
Netflix作品ページ

あらすじ

自分にそっくりな女にアダルトサイトのアカウントを乗っ取られたカムガール。彼女は過激な演技でファン層を急激に増やしていく…。一体彼女は誰? 目的は何?Netflix

感想

カムガールとは、馴染みのある言葉でいうならいわゆるチャットレディのことである。
インターネット配信でえっちなことや、過激なことをしてお金を稼ぐ女の子のこと。

主人公ローラが、報酬として入ってくるお金自体よりも、ランキング上位になることに固執し、あの手この手で上り詰めようと奮闘する姿はおもしろい。
なかなか普段触れることのない、カムガールの配信の様子、その裏側を見るのはのぞき見精神を擽るものがある。
カムガールというシステム自体も人の、のぞき見精神をくすぐるシステムだし、この映画自体も彼女の実態や裏側をのぞき見る面白さがある。

そんなカムガールとして生きている少女が、自分そっくりな何かにアカウントを乗っ取られる。
乗っ取りの正体はたぶん悪魔だろうな~。悪魔界にもついにインターネットが普及したか~という感じ。AI説とかもあるけど、最後の対面対決でローラが自分の顔を傷つけて偽物を倒すとこを見ると、機械的なAIというより悪魔モノっていう方がしっくりくる。

日本人からすると悪魔モノってあんまり怖くないんだよなぁ。海外だと日本の心霊ホラーみたいに怖がられているらしい。
あの不条理感…非論理感が怖いのかな?
すごい力は持っているけど、万能じゃなくて。ずる賢いのにどこか知能的に劣っていたり。
完全に人間とは異なる存在、っていうのが今まで見た映画から得た悪魔像なんだけど。
物事の認識の仕方や、思考の仕方が人間とは完全に異なるものだから、何を考えているか読めないところがある。
今回の映画なら、本物のローラと偽物(悪魔)が対面したときに、偽物は自分と同じ顔だと認識できなかった。
これが日本の心霊モノだと元が人間だから、行動原理はわりと理解できるものが多いんだよね。

オチは微妙な感じがあったけど、そこまでの展開は惹き付けられる面白さがあった。

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